レア・クラスチェンジ!

「ここどこ…?」普通の女子高生レナが迷いこんだのは異世界ラナシュ。はじまりの草原にしてはえぐい魔物たちのいる場所で、ボロ鞭をもち、魔物使いとしてやっていけ!と放り出された。泣きべそをかきながらもスライムをテイム、レアクラスチェンジを果たして、自分の力が魔物を必ず希少種族にするのだと知る。──可愛くて愉快でつよーい!魔物たちとゆくどたばたゆる旅の始まり。

 

370:杯の片割れ

海底で降り積もった砂などとともに塊になっていた”白炎聖霊杯”が、ようやく取り出された。 見た目はみすぼらしく、これを磨いて輝かせてようやく、カルメンの時のように人型として現れることができるのだろう。 今できるのは、声を届... 続きを読む

369:イカゲッソー!

▽しまった!? 岩場が崩れてきた! 「はりきってしまった」 「この野郎!!!!」 下は渦潮(うずしお)。 さきほどの海水の流入はまだ収まっておらず、ごうごうと水が流れている。ダンジョンの再構成が行われるまでしばらくこのま... 続きを読む

368:ドリューの成長

  試練は人を成長させるという。 (だからってこんなに次々と死に物狂いの試練を入れてくることなくない!?)──と世界に悪態をつきながら、ドリューが進化を遂げる。 まさかの魚護人(マーマン)になったうえでのさらな... 続きを読む

365:目的発見!

「カルメーン!」 すこし高飛車で伝えることに全振りしたような声が、ポーーンと飛び込んできた。 「ゲホッゴホッ」 肺を頑張らせすぎて噎せたようだ。 レナらしい。 じゅわりと溶けた岩の壁の向こうで、カルメンはようやく自分の存... 続きを読む

361:クラゲランタン

ワープした地下25階。 先ほどよりもさらに薄暗くて、潮の香りが濃い。 ひんやりと底冷えするような空気は地底湖を思わせる。保温と耐水のローブを羽織っていなければ、レナは体調を崩していただろう。 足元はとても細やかな砂で、わ... 続きを読む

360:VS巨大海賊亀

  「さあコンビネーションで行……っ」 レナが目指していたのは、オズワルド・レグルス・ジレの火力。 当初の目的通り、海水を蒸発させるほどの高火力で海底ダンジョンを突き進むつもりである。 しかし、言いよどんでぐっ... 続きを読む

359:ダンジョン前の噂

[海底ダンジョン]──侵入。 巨大な苔岩に空いた「穴」に手を触れさせると、吸い込まれるように中にゆく。 ダンジョンへの侵入は、ラビリンスに似ている。 おかしな浮遊感と、空間を移動するときの肌が引っ張られる感じ。産毛がそわ... 続きを読む